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concept
民家一部を店舗にする改修工事にともない、植栽工事を担当することになった。
施工部分の既存の樹木はハナミズキ2本とユキヤナギ。この場所は店舗の入り口となる。
建物は日本建築なので、庭も基本的には和風になる。しかし、階段がカラフルなデザインになったので、
それに合う樹木として、そのそばにはヤマボウシの株立ちと斑入りのアオキをおくことにした。
施主の要望としては、植物が生い茂る庭にしたいということで、目隠しも兼ねて常緑樹を何本か植えることにした。 また、この場所は昔は田んぼだったということもあり、水はけが非常に悪く夏は蚊が大発生する。 当然樹木にも良くないわけで、根腐れする危険がある。そのため溝を掘って、植栽部分だけでも排水を良くする処置をした。 そうすることにより、自然と表面排水も良くなり、蚊の大発生も防ぐことができる。 |
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石を据えることにより、人造物や殺風景な場所は出来るだけ見せないような配慮をした。 階段の隣に植えたアオキは、階段の上にいる人に恐怖感を与えないようにするための役目がある。 |
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春になると、奥のユキヤナギの花が咲き乱れ、黄色い夏ミカンの実がよく映える |
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DATA 施工監理: 森田一弥(神楽岡工作公司) アプローチ、階段部分施工: 久住誠(久住左官) 植栽施工: 樋貝憲治(庭の美咲) 水谷肇、石川知海、恩田進(植治 使用材料: アラカシ、シラカシ、月桂樹、夏ミカン、ヤマボウシ、斑入りアオキ、 現場: 大阪府門真市 2003年9月 |
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